エアコン分解クリーニング技術で独立・起業。
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エアコンクリーニング事業の展望
エアコンクリーニング事業の展望としては、非常に明るいものがあると言えます。
エアコンの国内販売出荷台数は年々加速度的に増加しており、
国内のエアコン設置台数は20億台を超えている可能性もあるとの報告もあります。
下の表とグラフをご覧になっていただければわかるように、
出荷台数の増加とともに保有台数も増えております。
これは「買い替え」ではなく「買い増し」を意味しており、
今現在設置されているエアコンは使い続けていると言うことです。
想像してみてください。このページの背景に写っている部屋のほとんどに、
家、店舗、会社、工場、事務所、病院、全ての場所にエアコンは設置されているのです。
エコの意識が強まっていることもあり、古くなったら買い換えるのではなく、
きちんとメンテナンスをして使い続ける人が圧倒的に増えています。
買い替えが少ないという現場には、もちろん理由があります。
エアコンは買い替えたとしても、設置の問題が大きいからです。
テレビやレコーダー、冷蔵庫のように買ってきて配線すれば良いだけと言うものではありません。
業者を呼んで古いエアコンを取り外し、処分してもらい、
新しいエアコンを設置し、冷媒ガスを充填して貰わなければ使えません。
もし壁が古ければ補強しなければいけませんし、
室外機の置き場に問題があれば、屋根の上に設置場所を新設しなければいけないこともあります。
買い替えの際に必要となる銅管も高価なものですし、
エアコン代金の他に非常に多くの経費がかかることになります。
一般家庭の壁掛けエアコンでも機種代金、設置代金で10〜30万円が必要となりますし、
業務用パッケージエアコンですと一台の買い替えに50万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
以上のことからも、多くの人が必然的にできるだけ長く使いたいと考えるのです。
エアコンと言う電気製品の持つ特性も、事業としての魅力になります。
ご存知の通り、エアコンは非常に強い吸引力で空気を吸って部屋中に空気を行き渡らせる空調製品です。
そして、空気清浄機のようにただ吸って吐き出す訳ではなく、
空気が循環する内部は大きな温度差で激しく結露するため、カビが多量に発生します。
長年洗っていない、狭いお風呂場をイメージすればわかりやすいと思います。
そうなると酷い匂いが出るばかりでなく、実際に体に害を及ぼすことすらあります。
内部を完全に綺麗にするには分解して高圧洗浄機で丸洗いするしかないのですが、
一般の家庭での分解高圧洗浄は、まず不可能です。
洗浄スプレーなども市販されていますが、綺麗になることはありえません。
買い替え設置に比べれば遥かに安価で簡単なエアコンクリーニングで
綺麗な空気が出るようになる上に、寿命が伸びるとなれば当然需要は出てきます。
ハウスクリーニング業者のように、主婦でもできるお風呂掃除やキッチン掃除をする訳ではなく、
技術を持った上で、きちんとした道具が揃っていないとクリーニングできないのですから
主婦や経営者は事業者に依頼するしかないのです。
そして、エアコンの原理は何十年もほぼ変わっていません。
自動車はガソリンから電気に、テレビはブラウン管から液晶に、洗濯機は縦型からドラム式に、
パソコンのCPUは過激に進化し、記憶媒体はフロッピーからHDD、SSDに変化しました。
インターネットはISDNやADSLから光回線に変わり、無線は当然になっています。
しかしエアコンの基本原理は全く変わっていません。
付加機能として様々な便利機能が搭載された機種もありますが、原理は変わっていません。
買い替えを余儀なくされた家電と違い、構造上この先も基本構造は変化しないと見られています。
ということは、この先もエアコンのクリーニング需要は続くということです。
エアコンとは酷く汚れるのに自分で綺麗にすることは非常に難しく、
みんなが必ず使用するうえ、長く使いたいと思っている電気製品なのです。
《エアコンクリーニング事業の展望まとめ》
①家庭、店舗、会社、病院、様々な施設のどこにもあって必ず使用する電気製品
②主婦、経営者が電気製品の中で一番汚れを気にしている
③実際に部屋の中で一番汚れる家電であり、ひどくなると悪臭が発生する
④汚れが酷い場合には、体に害を及ぼすこともある
⑤クリーニング後に綺麗になったことが体感できる
⑥設置が大変で誰もが長く使いたいと思う家電
⑦出荷台数、保有台数ともに増え続けている
⑧自分では到底、丸洗いすることができない
⑨買い替え設置に比べ遥かに安価で、寿命を伸ばす効果がある
⑩将来的にもエアコンの基本構造が変わることは無いと考えられている
以上のことから、エアコンクリーニングの事業は十分発展の余地はあると考えております。
以下の資料も是非ご覧ください。
※内閣府の消費動向調査の結果より
ルームエアコン国内出荷実績(過去6年)
※赤字は過去6年間での最高値
ルームエアコン国内出荷台数推移(直近4年・上期)
パッケージエアコン国内出荷実績(過去6年)
※赤字は過去6年間での最高値
パッケージエアコン国内出荷台数推移(直近4年・上期)
※内閣府の消費動向調査とは
今後の暮らし向きの見通しなどについての消費者の意識や各種サービスなどへの支出予定、主要耐久消費財などの保有状況を把握することで、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的としている調査。調査世帯は、二人以上の世帯、単身世帯毎に三段抽出(市町村・調査単位区・世帯)により選ばれた8400世帯。調査時期は毎月1回で、調査時点は毎月15日。毎月10日前後に調査対象世帯に調査票が届くよう郵送し、毎月20日頃までに届いた調査票を集計する。
毎月調査を実施しているが年1回、3月分において、他の月よりは細部にわたる内容を調査している。その中の項目の一つ「主要耐久消費財の普及・保有状況」を今件精査では用いている。これは「回答者の世帯において対象品目を回答時点(直近分の場合は2019年3月末時点)で持っているか否か」「持っている場合は保有数量はどれほどか」を尋ねた結果。具体的な利用状況は尋ねていない。